治療テクニック

AK(Applied Kinesiology)アプライド・キネシオロジーについて

 AKとは、アメリカのDr.ジョージ・J・グッド・ハートがはじめたカイロプラクティックのテクニックのひとつです。筋肉と特定の内臓または器官の関係に着目し、診断の道具として「機能神経学の筋力テスト」を使い、機能障害の診断と治療を行います。 健康は、構造、化学(栄養)、精神の「健康の3要素」から成ります。この「健康の3要素」が等しく釣り合わなければ、人は不健康になるのです。AKの原則は、正確に「健康の3要素」を分析し、評価して、その調和を回復することです。 1974年にアメリカでそのAKテクニックについての情報を医療の専門家たちに提供するために公式な組織として設立されたのが、ICAKです。現在、ア メリカ、オーストラレージア、カナダ、ドイツ、イタリア、イングランド他に支部があり、日本はオーストラレージア地区に含まれています。

AK(Quintessential Applications)クィテッセンシャル・アプリケーションズ

 AKの大家WalteH.schmitt.DC.DIBAK.DABCNによってAKをベースに創られた治療体系です。 QAは、従来のAKを機能神経学と生化学「栄養学」の視点から大きく発展応用させており、複雑な症状を抱えた患者さんに対しても効果を出させるテクニックです。 内分泌系や免疫系、消化器系、神経機能に関わる各要素、感情ストレスなどの心理面チェックと治療を生化学的側面と構造的側面の両方から行っていきます。

IRT(Injury Recall Technique)インジュリ・リコール・テクニックについて

 IRTは、AKテクニックのひとつで、ウォルター・H・シュミットD.C.によって発展しました。 過去の怪我や傷害の記憶を呼び起こし、距骨(足首の骨)に刺激を与えることによって、身体の中にある傷の歴史や記憶を消すことによって筋肉の記憶も消滅させ、痛みを軽減させるテクニックです。 また、顔面のポイント(経穴)に刺激を与えたり、有毒な化学物質、食物、栄養素によるスイッチング(神経学上の混乱状態)を修正して、痛みを軽減させます。

Diversified Technique(ディバーシファイド・テクニック)について

ディバーシファイド・テクニックは、カイロプラクティックのもっとも一般的なテクニックです。 『骨格の歪みによって神経が圧迫され、神経機能が低下(各種症状が現れる)する』という考えに基づいて、神経圧迫を起こしている骨を矯正(瞬間急圧)していきます。

SOT(Sacro Occipital Tecnnic)について

カイロプラクティックのテクニックのひとつで、”仙骨後頭骨テクニック”とも呼ばれます。 “人はあるバランスの中に三角形が連なって存在しているようなものなので、三角形の一つの部分が変化すると残りの部分にも変化を生じさせる”という考えに 基づき、人間を総体として扱い、どの部分が最初の原因なのかを知りその状況を正す、とし、仙骨を矯正法の基礎としています。

MM(Manual Medicine)マニュアル・メディスンについて

Manual Medicine(徒手医学療法)は、オステオパシー関連の治療法で、全身をトータルに捉え身体の連関性を追求する医学です。そのテクニックのひとつに、脳脊髄液に伝わる生理的なリズムと呼吸リズムを利用した身体呼吸療法、頭蓋療法があります。 痛みのひどい患者さんや、骨粗鬆症が進んでいる高齢の方、幼児など、直接的な骨格矯正が難しい場合の治療に適しています。

BK(Bio Kinetic)バイオキネティックについて

BKは、脳幹や視床に対し刺激を送り、脳に正しい身体の情報を伝え、身体の神経系の乱れを正して、脳と身体を協調させて活性化させるテクニックで、カイロプラクティックの祖B.J.パーマーの弟子Dr.トフネスの研究を発展させたものです。

TBM(Total Body Modification)トータル・ボディ・モディフィケーションについて

カイロプラクティックのテクニックのひとつで、石田カイロでも、最近このテクニックの効果に特に注目し、臨床数も増えている血糖値調整もここに含まれます。 血糖値は、血液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度で、インスリン、グルカゴン、アドレナリン、といったホルモンにより、通常、正常範囲に保たれています。でも、自律神経の働きが正常でないとき、血糖値は、正常範囲を超えて、高くなったり低くなったりすることがありますので、TBMテクニックで自律神経に働きかけることで、血糖値を正常範囲に近付けていきます。

Osteopathy(オステオパシー)について

1874年に外科医のATスティルが、アメリカのミズーリ州カンサスのベイカー大学で公開した療法で、オステオパシーの語源は、ギリシア語のOsteon(骨)とPathos(病理、治療)を組み合わせたものです。 骨格などの運動器系、動脈・静脈やリンパなどの循環器系、脳脊髄液の循環を含む脳神経系など、解剖学的あるいは生理学的な広範囲の医学知識の元に、手を使って治療を加える医療哲学の体系のひとつです。

正体術(高橋迪雄式) について

正体術は、全身の歪みを治す日本古来のテクニックです。  人の骨格の歪みを見つけ出すポイントとして、頭蓋、肩甲骨、骨盤に着目し、それらの歪みを本人の顔の向き、四肢の位置と自重を利用して、正していきます。  骨粗鬆症が進んでいる高齢の方、幼児など、直接的な骨格矯正が難しい場合の治療に適しています。

陽元正体(ようげんせいたい)について

日本古来の正体術を院長が師事した鈴木正教(故人)がアレンジした正体術と、オステ オパシー、身体呼吸療法、トータル・ボディ・モディフィケーション、AKテクニック、IRT、機能神経学等を取り入れた石田カイロプラクティック独自の整体法です。